こんにちはー
Meiです☆
今回は動物が主役のマンガです(๑╹ω╹๑ )
よくネット広告で見かけたことがある方も
いるかもしれません。
「このマンガがすごい!2018」にノミネートされ、
「オトコ編」で見事2位の座を獲得した作品です。
肉食動物と草食動物が共存する世界、
その平和を維持するため、
彼らは宿舎で徹底的な教育を受けます。
>>>動物が主役?
主に斬新な世界観だと思わせるのは、
肉食動物は動物性たんぱく質を欲する本能を
コントロールする術を学び、
動物性たんぱく質を食べる=肉食
は犯罪とされる設定です。
そんな世界で、主人公、
ハイイロオオカミのレゴシが過ごす学園で、
草食動物が食い殺される事件が起きる、
というところから物語が始まります。
動物の擬人化漫画なんて興味ない、
という方、
侮ることなかれ!
主人公のレゴシは言わずもがな、
アシタカのルイ、
ドワーフ種のうさぎ・ハル、
ジャイアントパンダのゴウヒン先生…
登場するキャラクターは皆、
その種族の特性を活かしながら、
人間にある葛藤や闇の部分とうまくリンクさせ、
読み進まずにはいられない展開で
それぞれの生きる上での課題や苦難を
克服していく様に読者を共感させていきます。
>>>種族が個性
という感想だけだと、
堅苦しく難しそうに思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。
レゴシとハルの、
種族を越えた恋模様にハラハラしたり、
肉食は禁忌とされている世界のくせに、
闇市で肉が売られている状況を見て、
レゴシと一緒に思い悩んだり模索したり、
ルイのカリスマ性に女性読者は萌えを
わえるかもしれません。
>>>リアルな動物擬人化社会
表と裏、
建前と本音、
表社会と裏社会、
BEASTERSの中にあるそれらと、
現実世界のそれらが絶妙にリンクされており、
そこに面白さを見いだす読者もいるでしょう。
草食動物と肉食動物の間に友情は成り立つか、
という部分には、
現実世界での似たようないろんな「違い」
と絶妙にリンクしていて、
共感したり「それはないだろう」と考えたり、
とにかく考えるきっかけもくれる作品です。
始めこそ「動物の擬人化」として読んでいたはずなのに、
気付けば表情豊かな登場人物たちに惹きこまれ、
物語や登場人物たちの心の移り変わりに没頭していて、
あっという間に読み終わってしまいます。
そして読み終えると
「続き…まだかな」
と待ち遠しくなってしまう、
先が読めない作品です。
大筋は「誰が学校内で食肉行為を犯したのか」
を解明するシリアスな展開ですが、
随所にレゴシの天然ボケで笑わせてくれるシーンがあり、
特に彼の純情な一面を見れば、
くすりと笑えてしまったり、
同世代の男子であれば妙な親近感を
覚えたりするかもしれません。
最近のコメント